イケアって、とにかく商品が豊富でどれも魅力的。だから、目的のものが決まっていたとしても、かならずギャラリーを覗いたり、商品を手に取ったりしてしまいますよね。魅力的な商品に出会い、どんどんイメージが膨らんで、余計なものまで購入してしまったことはありませんか。本日は、「そのままでもオススメ×ちょこっとDIYで手を加えて=さらに快適に変身」した商品をご紹介します。
ということで、こんにちは。
暇を見つけては毎週のようにイケア Tokyo-Bayに足を運んでいたアガシンです。かつて、商品を見てイメージばかり膨らませて、不要なものをたくさん購入してきました。行き着く先は粗大ゴミ置き場。商品が悪いのではなく、我が家に合わなかったものばかり。でも、そのたびに工夫して、徐々に家に合うものを選び出したり、家に合うように手を加えたりすることを身につけました。そんなアガシンが、新居であるマンションのために購入し、絶賛利用中のおすすめアイテムベスト3と加工事例をご紹介します。これを見たあなたも、IKEAに手を加えて家族のヒーローになろう!
水切りかご(FINTORP フィントルプ)を吊るす
トップバッターは、水切りかごです。
手軽度◯
難易度◯◯◯
僕らの住むDINKS向け1LDKマンションは、キッチンカウンターがそれほど広くありません。40平米前後のマンションとして考えれば一般的なんですけど、大きなものを置くほど余裕がないのは確かです。
プラスチック製の水切りかごはダサいし場所を占有するので、当初は、洗った食器を食洗機に放り込んでいました。ところが!しばらくして、食洗機の中にあった箸にカビが生えてしまったんです。共働きの二人暮らしだから、そもそも食洗機を使うほど食器を使わず、濡れたものを入れてもぜんぜん稼働させてなかったのが原因でした。
食洗機を水切りかご代わりに使えないなら、この洗った食器はどこに置いておけばいいの!キーッ!けっして広くないキッチン。たどり着いたのが、空間に「吊るす」というワザでした。
だいぶ前に住んでいた自宅で使っていたものですが、イケアのこの写真の商品がすごくよかったんです。でも廃盤になっていて手に入りません。(このキッチンは、シンクが大きい割に作業スペースが狭かった)
この商品であればDIYの出番はほとんどなかったんですが、今回は頑張りました。
IKEAフィントルプ(FINTORP)シリーズ
今回購入したのは、フィントルプ(FINTORP)というシリーズの水切りかごです。これはブラックとシルバーの2色があって、シルバーもかっこいいんですが、我が家ではダーク系の収納に合わせてブラックを選択しました。(この選択はベストチョイスであった)
この水切りかごは、壁に直付けできるオプションが付属しています。しかし、壁に直接ねじ止めする方式となっていて、それではせっかくオプションで取り付けた高級タイルを傷つけてしまう。清水の舞台から飛び降りたつもりで取り付けたタイルなのに、ムリムリムリ。だから、吊るします。FINTORPシリーズにはレール(購入時699円)もあるので、これを購入して取り付けました。
唯一苦労したのは、くぼんでいるから大きな電動工具が入らず、小さなドライバーで作業したこと。狭い場所なので力が入れづらく、周囲が傷つくし、腕が筋肉痛になってしまいました。
レールの取り付けを簡単に説明すると、壁にネジを打ち込んで、そのネジの頭にレールの基部を引っ掛けるだけ。
もちろんタイルにネジはNGなので、タイルの上方にある吊るし棚のくぼみに取り付けました。照明器具があるところです。ここは木製だからネジがしっかり止まるし、タイルのように欠けてしまうこともない!
写真は、とりあえずビニル紐で取り付けたところ、さっそく登って遊ぶキューさん。ここは遊び場ではないよ〜。
水切りかごを吊るす方法
で、ここからが
ちょこっと手を加えたところ。
シンクのだいぶ上の方にレールを取り付けたので、ここに水切りかごを取り付けると、高すぎるし食器棚に近すぎて使いづらい。
なので、取り付け方を工夫します!
まずはワイヤーを調達。
長さを自由に調整できるワイヤーがとても便利。1.5mmのワイヤと留め具を購入しました。ホームセンターに行くと、10センチ単位で販売されています。浅草界隈からだと、南千住にあるロイヤルホームセンターが便利。
水切りかごの後ろ側には、少し長めの既製品のS字フックを使用。
ぼくの場合は22cmのものを使いましたが、みなさんは、ご自宅に取り付けたレールの位置によってベストなサイズのものを購入してください。
前側は、食器の出し入れがしやすいように、ワイヤーを少し長めにして水切りかごを下に傾けて固定しました。
ワイヤーの長さを微妙に調整して、留め具で固定。
留め具がゆるいとワイヤが抜けてしますので、これでもかというぐらい圧着ペンチで挟んでくださいね。
圧着ペンチがなければ、普通のペンチの根本でガシッと留め具を潰してください。
キッチン上の空間を使って、無事に水切りかごを設置することができました。このぐらい角度がついていると、食器の出し入れが楽です!
横には、箸やスプーンを入れておくのに便利なカトラリースタンド(購入時799円)を取り付けました。水切りかごと同じように、ワイヤーで使いやすい高さに調整しましたよ。
調理の邪魔にならない場所に、インコの遊び場をすっきりと設置することができました!
▽ネットショップでも似たようなものあり
選んだのは木製ワゴン(MOLGER モルゲル)
第2位は、木製ワゴンです。
手軽度◯◯
難易度◯
これを購入した目的は、電子レンジを置くためです。
LDK=リビングとダイニングとキッチンが一緒になった部屋の中には、収納キャビネットはあってもレンジのような大きなものを置く場所はありません。キッチンカウンターには炊飯器を置いたので、どうしてもレンジを置く場所がないんです。
どこの家庭にお邪魔しても、部屋に似合わない家電の断トツナンバー1は、電子レンジだと思います。置き場がなくて、なぜそこに?というケースが多い。
▼2台も使う理由はこちら
[kanren postid=”411″]
電子レンジにジャストサイズのワゴン
とにかく、電子レンジ置く台が必要だというのは間違いない。たどり着いたのは、イケアのMOLGER (モルゲル)。このサイズは幅47cm×奥行33cm。このサイズがすごくいい!さらに棚版の高さもジャストサイズなんです。何にジャストサイズかって、電子レンジやオーブントースターがぴったりと収まる!
ともあれ、まずは組み立て。
イケアの家具の組み立てには、電動ドライバーがあると100倍は楽チンです。イケアでも、安く販売されています。
邪魔じゃなくて、応援らしいです。
イケアのMOLGERを白く塗装しました
で、組み立ててからが
ちょこっと手を加えたところ。
パイン材の色は部屋のトーンに合わないので、妻チャンの指示に基づき白く塗ります。
この木製ワゴンは表面がつやつやしていて、透明ポリウレタン塗装がしてある製品です。だから塗料が染み込まない。本来なら紙やすりで削って剥がした方がよかったんですが、手間なのでそのままでOK。商品として販売するわけではないので、100%の完成度は求めません。おまけに椅子とA4ケースも塗りました。
アサヒペン 水性多用途カラー(リンク先に各色あります)
アサヒペンの多用途カラーは、有機溶剤が入っていないのでペットを飼っていても安心。さらに水性だから手についても水で洗えばだいたい落ちます。ベランダにダンボールを敷いて、幅の広い刷毛で塗るだけ。
なかなか良いと思いませんか?
完全に乾くまで塗料がペタッ(ベタッではないよ)としますが、数日で完全硬化します。
そして、ワゴンの一番上に幅47cm×奥行32cmの白い化粧板(既製の化粧板をホームセンターでカットして天板として利用)をネジ止めすれば、最上段に電子レンジ、中にトースターが見事に収まりました。電子レンジとオーブントースターの色も白で統一して、LDKに違和感なく置くことができました。大型の超高級電子レンジ以外はだいたい同じ大きさですから、この写真のようにワゴンと電子レンジの幅を揃えることができます。
イケアの家具を少し加工するだけで、可能性が広がりますね!
復活して欲しい鍋蓋ラック(廃盤かも!?)
第1位は、鍋の蓋ラックです。
手軽度◯◯◯◯◯
難易度◯
購入して置くだけ!
鍋の蓋って、使わない時はとにかく邪魔でしかない。コロコロして置きにくいし、収納に困る!それを解決した画期的な商品です。イケアの鍋蓋のみならず、汎用性があるのでほとんどの鍋蓋に使用できます。
しかし!
1位だといっておいて廃盤だなんて、申し訳ありません!!そういえば、イケアのキッチン用品売り場で見かけないと思いました。意外にも、便利なものが廃盤になることが多いのかも。コストがかかっている商品だから?なぜ。この記事がバズれば復活するかも!?どうか、使わないときの鍋蓋が邪魔だと思う多くの方のために、拡散よろしくお願いします。
とても使い勝手がよくって、妻チャンも大絶賛の鍋蓋ラックなんです。イケアさん!復活してください!
イケアのおすすめまとめ
「そのままでもオススメ×ちょこっとDIYで手を加えて=さらに快適に変身」はいかがだったでしょうか。ワゴンは塗装したり天板を取り付けたりして難しそうですが、実は、DIYが好きな方やイケアの家具を組み立てることが嫌いじゃない方なら、すぐにできる作業なんです。
難しそうに見えても、ひとつひとつの作業はとても簡単。すごく良い商品なのに、好きな色が無い・自宅の環境では使えない・取り付けられない、という場合は、ちょこっと加工できないか、イメージしてみてください。
また、こんなのできないの?というご相談があれば、ぜひコメント欄からリクエストをお送りください。
次回のイケア訪問で、あなたのご自宅の環境に合わせたベストアイテムが見つかりますように。それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。アサクラの住人、アガシンでした。